R.Y.U-P ラウドネス バンドスコア shadows of war ドラゴンモデルズ社製、2004年に発売の第4砲兵連隊マンフレッド・ヘヒト中尉のフィギュアです。タイトルに\"1940 FRANCE\"と有る事からロンメル少将率いる陸軍第7装甲師団所属の第4砲兵連隊だと推定出来ます。1939年9月1日のドイツのポーランド侵攻を受けて翌々日の9月4日、フランスはイギリスと共にドイツに宣戦布告します。しかし独仏国境地帯に於いて予期していた戦闘は殆ど無く所謂 \"奇妙な戦争\" 状態が続きます。開戦から8ヶ月以上が経過した1940年5月10日、ドイツは突如ベネルクス三国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)への電撃戦を開始します。仏・英連合軍は主力部隊をベルギー方面へ進軍させ、独・仏国境線上でもマジノ要塞を挟んで対峙していましたがドイツ軍は中間地点にあるアルデンヌの森から西へ進軍。予期せぬ進路で防御が手薄であったフランス軍を撃破して5月15日には国境線のミューズ川を渡り、20日には英仏海峡まで達します。21日、予備兵力として温存されていたイギリス海外派遣軍二個師団による反撃がアラスにて開始。イギリス軍マチルダII歩兵戦車の分厚い装甲にドイツ軍主力のIII号戦車37ミリ砲では歯が立たず英軍に突破されそうになるも前進していたロンメルが引き返し陣地を再構築します。88ミリ対空砲を水平射撃に使用すると言う機転を効かせマチルダIIを撃破。制空権もドイツ側が握っておりドイツ空軍の急降下爆撃機が退却中のイギリス戦車大隊を追撃、イギリス軍によるアラス方面への反撃は半日で失敗、終結します。6月14日、ドイツ軍は無抵抗宣言をしていたパリに無血入城、16日にはフランスが休戦を申請、22日、○トラーは第一次世界大戦の敗北でドイツが休戦協定に調印したのと同じ屈辱の場所をわざわざ指定し休戦協定を締結します。1940年のフランスへの侵攻はドイツ軍の電撃作戦が最も成功を収めた時期でした。フィギュアはドイツ将校らしい1936年型のジャケットに乗馬ズボンを着用し制帽と肩章には砲兵の兵科色である赤いピンストライプが入ります。ヘルメットは金属製です。また砲兵部隊用の8インチ長銃身で32連装ドラム弾倉付きのアーティラリー・ルガーが付属しており嬉しいオマケです。パッケージの状態は凹み&キズが有りますがフィギュア本体は未使用品です。ご興味がお有りの方に3Nの条件付きで宜しくお願い致します。